FX、トレードにおいては「レバレッジ」を使う事によって、

「自己資金よりも大きな金額に相当するポジション」

を建てる事ができます。
 
例えば私はビットコインのFXをメインに行っていますが、
この記事を書いている2021年2月時点のBTCの現物レートは

1BTC(1枚あたり)/ 550万円

と、かなり大きな金額になっていますが、ビットコインのFXなら、
550万円以下の資金でも1枚単位のビットコインをトレードできます。
 
ビットコインの場合、最低の取引単位が1枚ではないので実際は、

「0.1枚(55万円相当)」「0.01枚(5万5000円相当」

といった単位でもトレード(売買)は出来るのですが、
仮に0.1枚分に相当する55万円の資金しか用意できなくても、

自己資金55万円 × 10倍レバレッジ = 550万円分のトレード

このような形でFXの方ではレバレッジ倍率分のトレードを行えるわけです。
 
ですが、この「レバレッジ」には相応の「リスク」も伴うもので、
実際にレバレッジを使ってトレード(FX)をやっているトレーダーでも、
そのリスクに伴う損失計算などがしっかりと出来ていない場合があります。

 
そこで、ここでは「レバレッジ」における「リスク」と、
その「リスク」に伴う損失の考え方などを解説していきます。

レバレッジの「リスク」と「損失」の正しい考え方。

まず、レバレッジを使ってトレード(FX)を行う場合の大原則は、

・ポジション数量を一律させる事
・運用資金をショートさせない事

この2点であり、これを厳守する事が「勝つための絶対条件」です。
 
そもそも「ポジション数量を一律させる」という事を徹底しなければ、
トレードの「リスク」と、それに伴う「損失」も一律しない事になります。
 
それこそトレーダーの「気分」や「勝ち負けの傾向」などで

「今回は、レバレッジを高めて多めのポジションで勝負だ!」
「今回は何となく負けそうだから少なめのポジションにしておこう。」

といった形でレバレッジ倍率に対するポジション数量を変動させていると、

・弱く張った時には普通に勝てる
・強く張った時に限って負ける

という状況が「運」の良し悪しの範囲で生じてしまう事になります。
 
そのような状況では、有効なルールに基づく形で売買を行えているとしても、
単純に運が「良い」か「悪い」かで『損益』が変わってしまう事になり、

「トレードのトータル的な勝ち負けが運に左右される」

という状況になってしまうわけです。
 
当然、そこを「運」に委ねるべきではありませんから、
トレードルールに沿った売買を一律したポジション数量で行う事は、
レバレッジを利用する場合は、なおのこと「厳守」する必要があります。

 
少なくとも、

・勝率50%以上(5割以上の確率で勝てる)
・リスクリワード1:1以上(損益比率が1倍以上)

このようなトレードを長期的に実現できる状況にあるなら、

・ポジション数量を一律させる事
・運用資金をショートさせない事

この2点を厳守したトレードさえ徹底していく事で、
トータル的な損益は確実に「プラス」になっていきます。
 
つまり「レバレッジ」を利用していく上でも、上記を徹底できれば、
そのレバレッジ倍率分だけリターン率も引き上げられるという事です。

勝てるトレードの最低水準は勝率50%、リスクリワード1倍以上。

例えば私がこのブログを介して「推奨」している、

・テクニカルトレーダーYさんのトレードノウハウ(トレードルール)
・及川圭哉さんのトレードノウハウ(トレードルール)

この両名のトレードノウハウは、いずれにおいても、

・損切りトレード(負けトレード)のリスク(損失)
・利食いトレード(勝ちトレード)のリターン(利益)

この比率が、必ず「リターン」の方が大きくなるようになっています。
 
ただ、この「リスクリワード(損益比率)」については、
トレードルールによってリスクやリターンの範囲を固定できるため、

『そのリスクリワード条件でどれくらの勝率を実現できるのか』

が重要と言えますが、その点についても、

・Yさんのノウハウ :90%以上(Yさんのツイッターで継続的に実証中)
・及川さんのノウハウ:60%前後(私自身がこちらの記事で検証済み)

このように申し分のない勝率を実現できています。
 
その上で、この両名のトレードノウハウはいずれも
負けトレードの「損失」が拡大していく事はルール上ありませんが、
 
>及川圭哉さんのノウハウに基づくBTC-FXトレード実例
>テクニカルトレーダーYさんのBTC-FXトレード実例
 
これらの記事で公開しているトレード事例の通り、

「勝ちトレードの利益は大きく拡大できるノウハウ」

でもあるため、上記のトレード事例のように、

リスク:リターン = 3,000円:267,000円(リスクリワード = 1:89)

このような「リスクリワードが89倍」というトレードも実現できているため、
リスクリワードの倍率はどう転んでも「1倍」を大きく上回っていきます。
 
それどころか、トレードの「回数」を重ねていくごとに、
2倍、3倍、それ以上に上向いていくようになっていくため、
いずれのノウハウも1回1回のトレードでは、負ける事があっても、

「トータル的にはどう転んでも負けようがない」

と言っていいわけです。

私が現在進行形で実践中の、この両名のトレードノウハウは、
少なくとも、ここで示したくらいの数字を実現できているという事です。

>テクニカルトレーダーYさん、及川圭哉さん、勝ち組トレーダーの共通点

ですが、どんなに優れたトレードノウハウであっても、

・運用資金をショートさせない事
・ポジション数量を一律させる事

この一線だけは徹底して「厳守」していく必要があり、
これを厳守しなければ、勝てるものも勝てなくなります。

その上で「運用資金をショートさせない事の徹底」については、
運の偏りなども織り込んだ上で「最悪のケース」を想定し、
それでも決して資金がショートしない事を徹底する必要があるわけです。
 

常に「最悪のケース」までを想定する。

例えば実際にポジションを建てる時点で、
予め損切りを行うべきレート(位置)を定める事が出来るなら、
その時点のリスクも「レート変動の範囲」から計算する事ができます。
 
逆に、エントリー時点で「リスク」を計算できないノウハウは

「ポジションを建てた後のリスク(損失の範囲)が未知数」

という事になりますから、その時点で問題がありますから、
最低ラインでも「損切りレート」まではポジションを保つ前提で、
自分のトレードにおける「リスクの範囲」は把握するべきだと思います。

 
よって、その損切りレートに至る前の段階で、
強制的に「ロスカット」になってしまうレバレッジ倍率で、
過剰な数量のポジションを建てる事も避けなければなりません。
 
その上で、ここで考えるべき「リスク」の計算方法としては、

レートの変動率 × レバレッジ倍率 = 損失率

この考え方で「損失率」を計算していくようにすると、
そのトレードに伴う「リスク」が簡単に計算できる事になります。
 
例えば、以下のような条件で「買い」のポジションを建てる場合、

・ビットコインの現在レート:500万円
・損切りを想定レート:495万円

この条件を前提とするトレードで想定される「レートの変動率」は、

5万円(変動幅) ÷ 500万円(現在レート)

この計算式で、変動率が「1%」に相当する事が分かります。
 
この場合に500万円の資金で1枚分のポジションを建てる場合は、

1枚分 = 500万円 × レバレッジ1倍

となりますが、100枚分のポジションを建てる場合は

10枚分 = 500万円 × レバレッジ100倍

となりますので、もしもレバレッジ100倍でトレードを行ったなら、

レートの変動率(1%)× レバレッジ倍率(100倍) = 損失率100%

という事になり、損切り時点で資金の全額がショートしている事になります。
 
このようなレバレッジ倍率に伴うポジション数量でのトレードでは、
実質的に「一度の負けトレード」で運用資金の全てを失うという事です。

 
よって、仮にトレード勝率が「50%」という場合においては、
2分の1の確率で資金の全額を失ってしまう事になります。
 
これでは、リスクリワードでどんなにリターンを大きく取れても、
2回に1回は資金の全額を失う負け方をしてしまう時点で、

「やっている事は実質的にギャンブルと変わらない」

という状況に陥ってしまうわけです。
 

あなたが「やりたい事」は『ギャンブル』ですか?

では、同じトレード条件でレバレッジ倍率を50倍にすると、
先ほどと同じ計算式から「損失率」は以下のようになります。

レートの変動率(1%)× レバレッジ倍率(50倍) = 損失率50%

これでも「資金の半分を失う」という事になるため、
この時点で「ポジション数量を一律させる」という原則を守る場合には
残り半分になった資金に対して100倍のレバレッジを使うしかなくなります。
 
その状況で、また同じようなリスクが伴うトレードポイントが訪れたなら、
再び2分の1の確率で資金がショートする状況に陥ってしまうという事です。
 
もちろん、その時点で

「ポジション数量を一律させる」

という原則を守らずに半分になってしまった資金に対して、
再び50倍のレバレッジでトレードを行う事もできないわけではありません。
 
ですが、トレード勝率が「50%」という仮定であれば、
どちらにしても「2連敗」となってしまう可能性は大いにあります。

 
2分の1のクジを2回、3回と引いて「ハズレ」が続く可能性は、
単純な確率論の上でも、実際にありえるわけですから、

「負けトレードで50%の資金を失う」

というトレードが4回、5回と続いていけば、
たちまち運用資金は10分の1以下になってしまいます。
 
もちろん、

・逆に連勝できる可能性もある
・そうそう連敗は続かない

と考える事もできますが、トレードを長期的に行っていくのであれば、
そのような「楽観的な考え方」は捨てなければなりません。
 
それこそ「2分の1の確率のクジを引き続ける」という視点で考えれば、
5年、10年と、1日に数回、そのクジをひたすら引き続ければ、
一度くらいは9連敗、10連敗などが訪れてもおかしくないと思います。
 
極端な話、どんなに調子よく資金を一億、十億と増やせても、
偏った確率で連敗が続くケースが一度でもあった時点で、
その資金が10分の1、20分の1になってしまう可能性があるわけです。
 
トレードを長く継続的に行っていく事を前提とするのであれば、
そのような「最悪の可能性」も徹底して排除しておく必要があるため、

「1回の負けトレードで運用資金の半分近くを失う」

というようなトレードは「避けるべき」という事です。

ただ、これは個人の考え方でもありますので、

・勝率
・リスクリワード

この2つの条件的には、一度の負けで資金の50%を失うとしても、
ひたすら同条件のトレードを継続する事で大きく勝てる可能性もあるため、
最終的に私のような考え方をするかどうかは自由と言えば自由です。

それこそ、そこに「強運」も伴っていく事になれば、

「短期間で大きなリターンを実現できる可能性がある」

というのも事実だからです。

レバレッジを「使わない事」で実現できる負けトレードの回避。

ちなみにビットコインのFXトレードにおいて、

「bybit(バイビット)」

という海外の取引所などでは「ビットコイン」を運用資金として、
ビットコインを証拠金にBTCを増やす形のトレードを行っていく事ができます。
 
日本の取引所で「円(JPY)」に証拠金にFXを行えば、
勝てた場合は「円」が増えて、負けた場合は「円」が減りますが、
ビットコインを証拠金とする形で「FX」を行っていく場合は、

・勝てた場合はBTC(ビットコイン)の保有数量が増える
・負けた場合はBTC(ビットコイン)が保有数量が減る

という事になるわけです。
 
よって、その状況で仮に「レバレッジ」を使うことなく、
保有しているBTCと同数量の売りポジションを建てた場合は、

・BTCレートが上がった場合はBTCの保有枚数が減る
 → 保有しているBTC自体の価値(レート)は上がっていく
・BTCレートが下がった場合はBTCの保有枚数が増える
 → 保有しているBTC自体の価値(レート)は下がっていく

という状況になるため、ビットコインを保持しながら、
同じ数量分の「売りポジション」を建てている範囲では、
レートがどう変動しても実質的な損失は生じない事になります。

 
つまり、

・bybitのようなBTC建てのFXを行える取引所を利用する
・レバレッジを使わずに保有しているBTC分の売りポジションを建てる

といった条件でトレードを行っていく分には、
損切りをしなくても実質的な損失は生じないという事になるため、
ある意味ではリスクが伴わないトレードを行えるわけです。
 
トレード(FX)において「損切り」は非常に重要ですし、
本来であれば「必ず行わなければならないもの」とされていますが、

「レバレッジを使っていないBTC建ての売りポジションは例外」

という事になるため、仮にビットコインのレートが高騰しても、

・レートがもとに戻った時点でポジションを解消
・そこから更に含み益が出ていく状況を静観

といった方法で、負けトレードの回避していく事や、
そこからの利益転換を待つ事も可能になるということです。

この理屈、方法については、私の「師匠」の方で公開している、
以下の「無料レポート」の方にかなり詳しい事が書いてありますので、
もし、興味があれば是非、読んでみてください。

>ビットコインを「ノーリスク」で運用する方法

こちらでは、

・レバレッジにおける「リスク」と「損失計算」の考え方
・レバレッジを使ったトレードで絶対に厳守するべき事

などを解説させて頂きました。
 
その他、ビットコインFXやトレード関連の記事を多数、公開していますので、
是非、他のブログ記事の方も併せて参考にして頂ければと思います。

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