こちらの「株式投資スクール」の動画教材を一通り見させて頂いたので、
私なりの率直な「感想」や「思った事」をレビューしていきたいと思います。

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らいおん式株式投資スクール

・商品名称:らいおん式株式投資スクール
・販売URL:http://kabu-s.com/school/lion/
・販売業者:株式会社ネクストラボ、佐竹祥史(らいおんまる)
・販売価格:通常コース64万円 / コンテンツコース32万円

らいおん式株式投資スクール(佐竹祥史)動画教材の感想。

まず、この「らいおん式株式投資スクール」の動画コンテンツを見た率直な感想は、

「このレベルの動画教材で、この価格設定はあまりにも高すぎるのでは?」

という感じでした。
 
名目上は「株式投資スクール」となっていますが、
その実情は「スクール?」というほどの体制も整っておらず、

・株式投資のための講義動画の提供
・その内容に基づく180日間のメールサポート

これが主なものなので、実質的には

「メールサポートが付いた動画形式の情報商材」

というのが、この「らいおん式株式投資スクール」の実情です。
 
ただ、この「メールサポート」についても、

・実際に売買を行う銘柄について質問や相談
・その売買における判断、タイミングについての質問や相談

これらは全面的に「対応しない」という事が販売ページにも明確に書かれています。
 
ただ、株式投資の上で「銘柄選び」や「売買」についてのサポートが無しとなると、

「動画で分かりにくかった事をメールで質問できる」

といった範囲のサポートが実情で、それ以上のサポートは受けられない事になります。
 
この範囲のサポートが付いた「通常コース」が64万円で、
この範囲のサポートも無しの「コンテンツコース」が32万円ですから、

「動画講義で明らかに説明が不十分で分かりにくいところも聞く事ができない」

というコンテンツコースで「32万円」という料金設定は『高額過ぎる』と思いました。
 
そもそも、このような体制で「サポートの依頼(=聞きたい事)」が出てくるのは、

「先立つコンテンツ(動画講義)の解説内容が十分ではないから」

であり、それが「十分なもの」なら、そもそもサポートは必要ありません。
 
つまり、先立つコンテンツが不十分だからこそサポートが必要になるのであり、

『そこに32万円ものサポート料金を設定するのはいかがなものか』

という話です。
 
そして、その「サポート」に32万円もの付加価値を付けているにも拘わらず、

「サポート無しのコースでも32万円の受講料(情報料)」

という時点で『サポートが不要なくらい十分なコンテンツ』なのであれば、
逆にサポート付のコースで64万円は高過ぎるという話になります。
 
要するに、どちらのコースの料金体制の妥当性を追求するにしても、

「この料金設定は妥当とは言えない」

という話になるわけです。
 
いずれにしてもコンテンツのみのコースで32万円という料金設定である以上、

「そのコンテンツに32万円もの価値があるのかどうか」

が、この「らいおん式株式投資スクール」を判断するポイントになります。
 
その上で、この「らいおん式株式投資スクール」に参加することで、
実際に提供される動画コンテンツを一通り目にしましたが、
株式投資において、役に立たない内容とまでは言わないものの

「32万円という料金設定はあまりにも高過ぎる」

と思ったのが私の率直な感想です。
 

実際に提供される動画コンテンツの内容と価値。

コンテンツ内容の内訳としては、

・テクニカル分析の基本的な講義が6割
・株式投資の基本的な講義が4割

といった感じで、とにかく動画講義の大半は、

「本当に基本的な事を解説しているだけ」

という印象でした。
 
もちろん「基本」は、ものすごく『大事』です。
 
そういう意味で言えばテクニカル分析においても、株式投資においても、
必ず勉強するべき事や頭に入れるべき事は押さえられているとは思います。

 
ですから、決して無駄な事を教える内容にはなっていませんし、
テクニカル分析や株式投資の「初心者」がからそれらを学ぶ上では、

「十分に価値がある事や身になる事が解説されている」

と思いました。
 
ですが、いずれの内容も本当に「基本」の域を超えていないため、
今のご時世、インターネット検索でも同レベルの情報は掌握できるのが実情です。
 
それこそ、テクニカル分析や株式投資の初心者向けの専門書籍を買えば、
ほぼ同じレベルの内容は、それらから普通に学ぶ事ができるように思いました。
 
例えば、テクニカル分析の方面で言うと、

・支持線と抵抗線
・トレンドライン
・移動平均線
・ゴールデンクロスとデッドクロス
・グランビルの法則
・ボリンジャーバンド

といった、まさに「王道」と言える基本的な分析基準が解説されているだけなので、
どれもこれも、それらを詳しく説明しているサイトや書籍はいくらでもあります。
 
そして、実際の動画コンテンツで解説されている内容は、
本当に、これらの「基本中の基本」をそのまま解説しているだけなので、

「その範囲の内容を学ぶだけのコンテンツに32万円の価値は無い」

と思ったわけです。
 
もちろん、どれもこれもテクニカル分析においては有名どころな王道基準ですから、
どれもこれも「それなりには有効なもの」ですし、学んでおいて損はありません。

 
ですが、どれもこれも、今はネットでも本でも学べる範囲のものですし、

「これらをくまなく勉強して頭に入れたからと言って勝てるわけでも無い」

というのが実情です。
 
これらを「土台」とした上で、独自性のある有効なノウハウでもあれば、、、

と思いきや、これらの「基本」や「王道的な使い方」を解説していくのみで、
テクニカル分析についての動画講義は、そのまま普通に終わっていく感じでした。
 
ですので、このようなテクニカル分析の基本をすでに知っている方からすると、

「すでに分かり切っている基本的な話のみで終始している動画」

であり、それこそYouTubeなどで「無料公開」されていても、
何ら、おかしくはないレベルの講義動画だったという印象です。
 
加えて「株式投資」という点においても、

・出来高
・板読み
・ファンダメンタル

といった、株式投資特有のポイントは解説されていましたが、
これも株式投資を勉強していく上では普通に差し当たるような内容のため、
この部分でも、そこまでのオリジナリティは感じられなかったです。
 
どの内容も非常に大事なものですし、学ぶ必要がある内容ではありますが、
強いて、この動画でなければ学ぶ事ができない内容というわけでは無く、

『投資関連のサイトや書籍、YouTubeなどにも同レベルの動画は転がっている』

と思います。
 
結論から言えば、テクニカル分析や株式投資において、
押さえる必要がある基礎的なポイントは学べるものになっていますが、

・強いて、この動画コンテンツでなければ学ぶ事ができない内容ではない
・それ以上の独自性のあるノウハウやスキルが身につくものではない

という点で、少なくとも32万円もの価値は無いと思いましたし、
これにサポートを付けて64万円という価格設定も「高過ぎる」と思いました。
 
少なくとも、この「らいおん式株式投資スクール」は

「個別銘柄への株式投資を前提とするノウハウ」

となっているため、

「どのような基準でどの銘柄をどのようなタイミングで売買するか」

が全てであり、そのノウハウこそが結果を大きく左右していく事になります。
 
ですが、この「らいおん式株式投資スクール」においては、
その肝心な部分の「ノウハウ」や「判断基準」にあたるものが、

『全般的に抽象的で明確さに欠ける』

と思いました。
 
要するに、そのような肝心なポイントは、結局のところ、

「トレーダー次第の裁量判断の比重が大きくなってしまう内容」

であり、ここはまさに『上手く逃げ道を作っている』という感じです。
 
ただ、そのようなノウハウを完全に「明確」にしてしまうと、
その有効性次第で「白黒(有効性の有無)」が明白になってしまうため、

「当たり障りのない内容でお茶を濁しておく」

というのが、この手の「投資系情報商材」の常套手段です。
 
この「らいおん式株式投資スクール」も、その域を超えるものではなく、

「どの銘柄をどのようなタイミングで売買するかはサポート対象外」

となっているため、肝心なところは「トレーダーの裁量次第」という事になります。
 
ですので、この「らいおん式株式投資スクール」の提供動画は、

「少なくとも32万円の料金に見合う内容のコンテンツではない」

というのが率直な私の感想です。
 
*** *** ***
 
投資関連の情報商材では、為替のFXを対象とする情報商材に比べて、
株式投資を対象とする情報商材が、比較的、少ない傾向にあります。

その理由は、為替相場を対象とするFXのトレードノウハウと比較して、
株式投資のノウハウは、どうしても「裁量の余地」が大きくなってしまうからです。

 
ここで言う「裁量の余地」というのは、

・各トレーダーが感覚的に判断しているもの
・あらゆる判断材料を状況に応じて複合的に判断する必要があるもの

などの事で、上記のようなものは、

『その明確な基準やルールを定める事ができない』
『その判断基準をマニュアル化する事が困難』

という事になり、おのずと各々の裁量判断に委ねられてしまう事になります。
 
そういった点でテクニカル指標などを用いた「テクニカル分析」なら、

「どの指標がどうなった場合にどのような判断を下せば良いのか」

といったところをルール化してマニュアルに落とし込めば、
実質的に「裁量」の余地が無いノウハウを形にする事ができます。
 
ですが「株式投資」のノウハウにおいて言えば、
仮にそれが「テクニカル分析を主体とするノウハウ」であるとしても、

「どの銘柄を投資対象にするのか」

という「銘柄の選択」がそれに先立つプロセスとなるため、
これを完全なテクニカル分析のみで判断する事は困難なのが実情なわけです。
 
よって「情報商材」のような体系化されたコンテンツを介して、

「投資やトレードで稼ぐ事ができる明確な売買の基準(ルール)」

のようなもの率直にを求めるのであれば、
株式投資関連のものは避けた方が「無難」だと思います。
 
少なくとも、株式投資における「銘柄の選定」には、
どう転んでも「ファンダメンタル分析」が絡んでくる余地があり

「ファンダメンタルの分析判断は、その時々で常に変わってくるもの」

だからです。
 
故に、どのような状況下でも勝ち続ける事ができる判断基準を体系化し、
それらを明確な形で示す事は、やはり「難しい」という事になるわけです。

 
もちろん、株式投資においても有益な情報やノウハウはあると思いますが、
それはあくまでも「裁量判断のスキルに磨くためのもの」であって、
今や、その範囲の情報やノウハウはネット上でも十分に手に入ります。
 
要するに「株式投資」に関して言えば、

「いかなる状況下でも有効な売買の基準」
「誰もが同じ売買を再現できるルール」

これらを形にして示す事自体が非常に困難な傾向にあるという事です。

よって、もしも上記のようなノウハウを望むのであれば、

「現実的に勝ち続ける事ができる売買の基準やルールを明確化しているもの」

を求めるべきであり、そのようなノウハウは必要的に、
テクニカル分析に比重を置いたものになってくると思います。
 
その点で言うテクニカル分析のみを重視する形では、
株式投資で「勝ち続ける」というのは、やはり難しいため、

「テクニカル分析で勝ち続ける事ができるマーケットを対象としたノウハウ」

でなければ、明確化された売買の基準やルールを手にする事は難しいはずです。
 
その上で、テクニカル分析こそがより有効となるマーケットについて、
別途、各主要マーケットを比較した記事がありますので、
こちらの記事も併せて参考にしてください。

>マーケットを定めろ!株、為替、仮想通貨、3大マーケットの比較。

以上の通り、この記事では、

「らいおん式株式投資スクールの提供動画についての感想」

と共に、株式投資関連の情報商材について言及させていただきました。
 
今回の「らいおん式株式投資スクール」に限らず、
投資関連の「情報商材」に興味を持たれているようであれば、
以下のような記事も併せて参考にして頂ければと思います。

トレードの成功者、本当に稼いでいるトレーダーの見分け方。

投資系の情報商材が稼げる本物か詐欺商材かを見極める方法。