FXの情報商材として2006年頃からロングセラーを続けている、
検証サイトなどでも、わりと高評価なこちらの情報商材について、
そのロジックや有効性などを私なりの視点で批評していきたいと思います。
↓↓↓
・商品名称:FXビクトリーメソッドアドバンス ・販売URL:https://tamura-master.s3.amazonaws.com/system/top/it.html ・販売業者:ウイニングクルー株式会社、仲島友紀夫、佐野裕 ・販売価格:39,800円 |
FXビクトリーメソッドアドバンス(佐野裕)のトレードロジックについて
まず、この「佐野裕FXビクトリーメソッド」のトレードロジックは、
・ボリンジャーバンド ・移動平均線 ・DMI ・MACD ・ストキャスティクス |
これらのテクニカル指標(インジケーター)を平行利用するノウハウとなっているため、
私の感覚では、インジケーターをかなり「多用」するノウハウというのが率直なところです。
もちろん、これはトレーダーによって「感覚」が異なるところですから、
人によっては、5つのインジケーターの併用は「普通」と思うのかもしれません。
ですが、私自身の経験則で言うとテクニカル指標は、その「有効性」を突き詰めれば、
とくに2つ、3つと組み合わせていくような使い方をする必要はないもので、
「単一指標の分析基準を突き詰めてこそ有効なテクニカル分析ができる」
というのが私の考えです。
もちろん、複数のテクニカル指標を併用する事にもメリットはあるのだと思いますが、
テクニカル分析やトレード判断が複雑化するデメリットはどうあがいても避けられません。
そのデメリットをカバーできるくらい「有効な組み合わせ」を確立できるかどうか。
結局のところ、そこに集約されてしまうのではないかと思いますが、
私が数多くのトレードノウハウを見てきた上での経験則で言えば、
「単一指標の分析基準を突き詰めているノウハウほど優位性が高い」
というのが率直なところで、実際に私が行っているテクニカル分析も、
私の師匠が行っているテクニカル分析も、指標は1つしか使っていません。
また、このブログで推奨している以下の情報商材のノウハウも、
主なトレード判断で使っていく指標は「移動平均線のみ」となっています。
↓↓↓
要するに私が「このノウハウは非常に優位性が高い」と思うものは、
例外なく単一指標の有効性のみを突き詰めたものになっているわけです。
1つの指標とレートの動きのみによるテクニカル分析やトレード判断を行うため、
ノウハウそのものも非常にシンプルなものになっているという事です。
そんな「単一指標のみを実用していくノウハウ」と比較した場合、
今回の『佐野裕FXビクトリーメソッド』のようなトレードノウハウは、
どうしても指標分析やトレード判断が「複雑化」してしまいます。
とくに『佐野裕FXビクトリーメソッド』のトレードロジックは、
・ボリンジャーバンド:トレンド系インジケーター ・移動平均線:トレンド系インジケーター ・DMI:オシレーター系インジケーター ・MACD:オシレーター系インジケーター ・ストキャスティクス:オシレーター系インジケーター |
このように、トレンド系が2つ、オシレーター系が3つも併用されるため、
これら全てを表示したチャートは必然的に、このようになります。
↓↓↓
ボリンジャーバンド、移動平均線のような「トレンド系」の指標は、
ローソク足チャートの上に表示される形になりますが、
それ以外のオシレーター系指標はそれぞれ個別に表示されます。
これら全てを併用するという事はトレードの際にはこれらを同時に確認して、
「○○が上向きで、○○は下向きで○○は○○に接している時に…」
といった判断をほぼ瞬時にしていかなければなりません。
実際、この『佐野裕FXビクトリーメソッド』のトレードノウハウは、
エントリー判断の時点で、これら全ての指標をほぼフル活用するため、
その「難易度」や「複雑さ」は、かなり高い方だと思います。
だからこその「有効性」という見方も出来るのかもしれませんが、
これをテクニカル分析の未経験者、初心者がいきなり「やれるか」と言えば、
「まず難しいのではないか」
と思うのが私の率直な感想です。
複数のテクニカル指標を組み合わせるメリット、デメリットなどは、 こちらの記事でも詳しく解説していますので併せて参考にしてください。 |
FXビクトリーメソッドアドバンス(佐野裕)の「有効性」について
この手のFX関連の情報商材で提唱されるトレードノウハウは、
それこそ、この『佐野裕FXビクトリーメソッド』のように、
テクニカル指標を複数、組み合わせるようなものが多い傾向にあります。
何故、そのような傾向にあるのかと言えば、
「このような基準でトレードを行っていれば勝てていた。」
といったようなトレードルールを過去の値動きから「後付け」で作り出す場合、
複数の指標を用いていく方が、その「帳尻合わせ」を行いやすいからです。
情報商材として売り出されているノウハウやサインツールなどのロジックの多くは、
そのような過去の値動きを対象とした「強引な帳尻合わせ」で作り出されているため、
必然的に、そのロジックは多くの指標をあれこれ継ぎだしたものになりがちです。
ですが、そのような形で作り出されたロジック(ノウハウ)が、
実際の相場に通用する可能性や、それで勝ち続けられる可能性は低く、
「過去の値動きにただ帳尻を合わせただけのノウハウでは勝てない」
というのが、相場の世界の「現実」です。
過去の値動きに帳尻を合わせただけのロジックでは勝てない理由などは、 こちらの記事でも詳しく解説していますので併せて参考にしてください。 |
そんな中、この『佐野裕FXビクトリーメソッド』に関しては、
それぞれのインジケーターのロジックや理論に沿った形で、
それらを組み合わせて実用するノウハウが提唱されている形になっています。
つまり、ただ過去の値動きに帳尻を合わせるための「指標の継ぎ足し」ではなく、
1つ1つの指標をそのロジックに沿って有効な形で組み合わせているわけです。
ここまで複数のインジケーターを組み合わせているノウハウで、
そこにそれ相応の合理性と有効性が伴うノウハウは「情報商材」としては珍しく、
そこが10年以上の高評価とロングセラーの要因なのではないかと思います。
実際にそれを裏付けるものとして、この『佐野裕FXビクトリーメソッド』には、
著者である佐野裕さんご本人による豊富なトレード動画が大量に付属しているため、
・著者の佐野裕さんがこのトレードノウハウで実際に稼いでいる事 ・このトレードノウハウが実際に有効なものである事 |
これらは、そういったコンテンツを介して十分に伺える内容になっています。
それこそ、ただ過去の値動きに帳尻を合わせただけのノウハウやツールでは、
まず、このようなコンテンツが大量に付属するような事はできないため、
そこが多くの情報商材と『佐野裕FXビクトリーメソッド』の決定的な違いに思えました。
だからこその「高評価」であり「ロングセラー」なのだと思います。
よって、冒頭からお伝えしたようにノウハウそのものの「難易度」は、
私の感覚では非常に高いノウハウではありますが、その有効性は「本物」であり、
佐野裕さんの豊富なトレード動画で、しっかりと「習得」の段階にまで至れば、
この『佐野裕FXビクトリーメソッド』で「稼ぐ事」は可能だと思います。
ただ、5つの指標を併用するだけあって「裁量」の余地も大きいノウハウですから、
そのトレードルールが書かれたマニュアルのみによる「完全習得」は難しいと思います。
それこそ「裁量」の部分も含めて佐野裕さんのトレード動画を参考に、
実際のルールと、その「裁量」や「感覚」に近い部分を養っていくしかありません。
ですから、私個人の感覚としては、強いて「お勧めしたい」とは思いませんが、
ノウハウそのものは有効なものなので、あとは個人の「感覚」次第かと思います。
それなりの経験者層であればインジケーターを5つ併用する「難しさ」は、
普通に分かるはずなので、結局のところ「そこをどう捉えるか」ですね。
・ボリンジャーバンド:トレンド系インジケーター ・移動平均線:トレンド系インジケーター ・DMI:オシレーター系インジケーター ・MACD:オシレーター系インジケーター ・ストキャスティクス:オシレーター系インジケーター |
これらのインジケーターをフル活用する裁量の比重が高いノウハウでも、
「それで勝てるなら、習得を目指したい」
という人が、それを覚悟の上で購入するのであれば問題は無いと思います。
テクニカル分析の経験がほぼ無いようなら、一度、上記のようなインジケーター、
それぞれの「使い方」を少し勉強して、これらを同時に使う状況をイメージするか、
一度、実際のチャートで指標分析をやってみればいいと思います。
その上で「やれそう」「やってみたい」と思えるならアリですが、
そうは思えないようなら、実際にはもっとシンプルなトレード基準のみで、
普通に「勝てるノウハウ」はありますから、そういうものを求めた方がいいと思います。
少なくとも私が提唱しているノウハウや推奨しているノウハウは、
単一指標の有効な分析基準を突き詰めたシンプルなノウハウとなっていますので、
もし、そういった手法にご興味があれば、私のメルマガ講座なども受講してみてください。
↓↓↓
以上、佐野裕FXビクトリーメソッドのトレードロジックについてでした。
是非、参考にしてください。
***
今回の「佐野裕FXビクトリーメソッド」に限らず、
投資関連の「情報商材」に興味を持たれているようであれば、
以下のような記事も併せて参考にして頂ければと思います。