2021年4月24日から2021年6月30日までは「先行販売」という位置付けで、

「最終検証段階のトレードノウハウを先立しで提供(公開)」

という形を取っている、以下のFXの情報商材のトレードロジックや、
現時点の検証パフォーマンスなどを私なりの視点で批評していきたいと思います。

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ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-

・商品名称:ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-
・販売URL:https://pu-sanfx.com/beardline/scalping-sen/
・販売業者:株式会社ベアードライン、熊木章人
・販売価格:29,700円

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-について

この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』は、

『FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝』

というダウ理論を主体としたFXの情報商材を長期間に渡って販売している、
FXぷーさんこと「熊木章人」という方が販売している情報商材で、
FX歴も、この手の情報商材の販売歴も非常に長い方です。

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FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝

この『FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝』については、
ダウ理論を主軸とした王道的なトレードノウハウが10,000円台で学べる事もあって、

「価格に見合うだけのノウハウは十分に学べる初心者向けのFX商材」

として、FXの情報商材としては数少ない「妥当な商材」と位置付けていました。

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FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝のロジックと評価

ただ、今回の『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』については、
先立つ『トレンドフォロー手法マニュアル-輝-』の約3倍の価格帯となっているものの

・トレードルールおよびロジックの妥当性、有効性
・検証パフォーマンスから見て取れるリスクリワードと勝率

この両方の観点で、正直なところ「価格には見合っていない印象」を受けました。
 
同じ販売者が異なるFXのノウハウを提唱して情報取材として販売する以上、
やはり、それらの有効性と価格帯が「比較」の対象になってしまいます。
 
その上で、この『スキャルピングトレード手法 閃-せん-』は本人もまだ検証中らしく、
現時点でもそれなりの検証テストは行っているようですが、その数字を見る限りでも、
前作の『トレンドフォロー手法マニュアル-輝-』のパフォーマンスを超えられていません。
 
何故、この『スキャルピングトレード手法 閃-せん-』に前作の3倍もの値段を付けたのか、
そもそも、この時点で何故、このレベルのノウハウの販売に踏み切ったのか、
私としては販売者である熊木章人さんの思惑がいまいち読み取れませんでした。
 
よって、今回の『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』に関しては、
単刀直入に「微妙」であり、私は価格に見合う価値は無いと感じたのですが、
一応、トレードノウハウのロジックやパフォーマンスなどについて、考察していきます。
 

スキャルピングトレード手法 閃-せん-のロジックと検証パフォーマンス

この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』のトレードノウハウは、
一見、テクニカル分析を主体としたノウハウのように思える手法ではありますが、

・「時間帯」という一点に絞り込んだ「部分的」なファンダメンタルズ分析
・そのファンダメンタルズ分析を前提に織り込んだテクニカル分析

といった感じなので、実はファンダメンタルズ分析を主軸に置いています。
 
と言っても多くの人がイメージするような何かの情報ソースなどを分析する、
世間一般的な「ファンダメンタルズ分析」を行うような手法ではなく、

・ロンドン市場の開始時刻:日本時間17時(サマータイム期間16時)
・ニューヨーク市場の開始時刻:日本時間22時(サマータイム期間21時)

これらの時刻におけるマーケット開始直後の「大きな仕掛けの有無」を、
上記の時刻を再開目とする「ローソク足の動向」から判断した上で、

「その仕掛け(と思われる値動き)にポジションを乗せる形」

でリターンを追及します。
 
これはロンドン市場、ニューヨーク市場のオープンと共に、

・大きな資金を持っているヘッジファンドなどが仕掛けてくる
・銀行などが市場開始前に入っていた注文を捌いていく

といった背景から大きな資金の流れに乗る事ができるという論理で、
販売ページの方で公開されている検証上のパフォーマンスは以下の通りです。

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・USDJPY 100回分(2017年前半):66勝34敗
・EURUSD 100回分(2017年前半):65勝35敗
・EURUSD 442回分(2017年前半+2020年1月?2021年3月):「290勝152敗

ザッと計算した「勝率」は『6割程度』というところなのですが、
これは「利食い幅」と「損切り幅」を1:1で固定した場合の勝率のため、

・リスクリワード1:1
・勝率6割

という事になります。
 
ただ、このトレードノウハウはトレードチャンスとなる時刻が1日2回のみで、
実際に「大きな仕掛けがあった(可能性がある)」と判断できる時の頻度が、

「1~2日に1度ほどの確率が目安」

となっています。
 
つまり、現時点でこのノウハウの優位性?が確認されている、
USDJPY(ドル円)、EURUSD(ユーロドル)の2つの通貨ペアで、
1日に1回か2回のトレードチャンスがあるかどうかのため、

・時間帯が限られると共にトレードチャンスがそこまで多くはない
・利食い幅と損切り幅を一律して6割程度の勝率

このようなノウハウに価値(魅力)を感じるかどうか、という事になります。
 
ただ、私の感覚で言うと「勝率が6割ほど」という場合には、

・リスクに対するリターンはせめて1.5倍から2倍以上は欲しい
・または1日数回、数十回のトレードチャンスが欲しい

このいずれかの条件は最低限の範囲で「満たしたい」ところなので、
この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』のノウハウは、
私の感覚で言えば、決して「合格点に達している」とは言えません。
 
確かにリスクリワードが「1:1」で「6割の勝率」を維持できるノウハウは、
理論上は、そのノウハウを継続的に行う事で収支をプラスにできる事になるのですが、

・実際のトレードでは、勝ち負けが大きく偏るケース(時期)もある
・勝率6割ほどであれば最悪の場合、相当数の連敗もありえる

という現実を踏まえると「必ずしも勝てる(勝ち続けられる)とは限らない」わけです。
 

リスクリワード1:1、勝率6割のノウハウは「アリ」か「ナシ」か。

トレードノウハウにおける「勝率」の考え方は、

「常に一定数の当たりクジと外れクジが入っているクジを引き続ける」

という考え方が分かり易いと思います。
 
よって、勝率が6割であれば、

・6つの当たりクジ
・4つの外れクジ

このようなクジを常に引き続けるイメージになります。
 
この場合、実際に「6つの当たりクジが入っている」としても、
いざ連続して外れクジを引き続ける「可能性」は普通にありえると思います。

 
さすがに100回連続、1000回連続で外れクジを引く可能性は限りなく低いですが、
5回連続や10回連続で外れクジを引く可能性は現実的にも十分に「ありえる範囲」です。
 
これは、ある意味、完全な「運(ツキ)」の範疇の話になるわけですが、
実際の「相場」を対象とする「トレード(売買)」の場合においても、
トレードルールに沿ったエントリーポイントの「全て」を、
必ずしも、常に押さえてトレード(売買)を行えるとは限りません。
 
時と場合によってはトレードを出来ない日(時)もあるはずですから、

・本来のトレードチャンスでトレードを行えなかった時に勝ちを逃す
・トレードチャンスを押さえてトレードを行った時に限って負けてしまう

このように「運(ツキ)の範疇で負け続ける可能性もありえる」と思います。
 
つまり、勝率が6割程度のノウハウでは「理論上」は統計的に勝てるはずでも、
上記のような「運の良し悪し」の範疇を含めた勝ち負けの「偏り」によって

・トータル的な損益がマイナスになっていくケース
・連敗が重なって資金の大半を失ってしまうケース

などが、長期間、トレードを続けていれば、現実として「ありえる」という事です。
 
そこで重要となるのが「勝ちトレード」と「負けトレード」の損益比率で、
せめて、この比率(リスクリワード)が1.5倍や2倍という数字なら、
それこそ、ある程度の勝ち負けの偏りは気にならなくなります。

 
ですが、この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』は、
リスクリワードを1:1のイーブンで勝率が6割ほどですから、

「適当なトレードで実現できる5割の勝率を6割に引き上げている程度」

なのが現実です。
 
また、1日に数回、数十回とトレードを行えるようなトレードノウハウなら、
この「偏り」も一日の間の一時的な勝ち負けの偏りに集約される事になるため、
日々、トレードを繰り返していく事で「大数の法則」で損益をカバーする事もできます。
 
ですが、この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』は、
2つの通貨ペアのみを対象に1日に1回程度のトレードチャンスとなるため、
勝ち負けの偏りや運の良し悪しで損益が落ち込む時期が「顕著」になってしまうわけです。

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よって、この『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』のような

・1日に1回か2回のトレードチャンス
・リスクリワード1:1で勝率が6割

このようなトレードノウハウで現実的に「稼ぎ続ける」には、
最悪ケースの10~20連敗ほどは視野に入れたリスクヘッジを徹底し、
かなり長い目で見て損益をプラスにしていく前提で腰を据える必要があります。
 
それこそ1カ月単位や年間単位でもマイナスになる「可能性」はありますから、
長期的に継続する事で「回数」をこなしていくしかないという事です。

 
ですから、

「リスクリワードに対する勝率のわりにトレードチャンスが少ない」

という点から、私としては、そこまで価値を感じられないノウハウでした。
 
それこそ、私が推奨している以下の『デイトレ大百科』のノウハウも、
勝率的には6割ほどと、今回の『ぷーさん式』のノウハウと変わりませんが、

・トレードチャンスは1日に数回の頻度
・リスクに対して50倍以上のリターンを追及できる

となっているため、とくに「リスクリワード」の方が決定的に違います。

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実際に私がリスクリワード50倍以上のトレードを実践している事例なども
以下の記事で公開していますので、興味があれば目を通してみてください。。

ガチ速FXの及川圭哉さんのトレードをビットコインFXで実証。

以上、ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-のレビューでした。